オーバレイ構築ツールキット

Overlay Weaver


Overlay Weaver はオーバレイ構築ツールキットです。 アプリケーション開発に加えて、 オーバレイのアルゴリズム設計もサポートします。

アプリケーション開発者に対しては、 分散ハッシュ表 (DHT) やマルチキャストといった高レベルサービスに対する 共通 API を提供します。 この API を用いることで、 特定のトランスポートプロトコル、データベース、ルーティングアルゴリズム に依存しないアプリケーションを開発できます。

Overlay Weaver は、 ルーティングアルゴリズムとして Chord、Kademlia、Koorde、Pastry、Tapestry、FRT-Chord の実装を提供しています。 ルーティング層の分割によって、 これらのアルゴリズムをたかだか数百ステップで実装することが可能となりました。 ルーティング層は高レベルサービスの下位に位置し、 ルーティングドライバ、ルーティングアルゴリズム、および メッセージングサービスから構成されます。 この分割によって、新規アルゴリズムの実装も容易になっています。 Overlay Weaver はまた、新たに実装したアルゴリズムを試験、評価、比較するための エミュレータも提供しています。 このエミュレータは数十万の (仮想) ノードを扱うことができ、 大規模エミュレーションによるアルゴリズム間の公正な比較を可能にします。

キーワード: オーバレイネットワーク, Peer-to-Peer (P2P), Distributed Hash Table (DHT), 大規模エミュレーション

ニュース

2011年 4月 17日
Version 0.10.3 リリース。
  • メッセージングサービスの API を変更した。
  • ルーティングアルゴリズム FRT-Chord をわずかに変更した。 ノード削除の順位付け計算を変更。
  • Jetty を 7.2.2 から 7.3.1 に更新した。
  • Berkeley DB Java Edition を 4.1.7 から 4.1.10 に更新した。
2010年 11月 18日
Version 0.10 リリース。
  • ルーティングアルゴリズム FRT-Chord を実装した。 設定変更なしに、ホップあり / 1-hop 両方の動作をする。
  • エミュレータの性能が向上した。
  • ルーティングアルゴリズムを実装するための interface RoutingAlgorithm を変更した。 Chord の類を実装するために使われてきた adjustRoot メソッドを廃した。
  • Mcast サービスのバグ (コールバック関連) を修正した。
  • Jetty を 7.1.6 から 7.2.0 に更新した。
  • Berkeley DB Java Edition を 4.0.103 から 4.1.6 に更新した。
2009年 5月 17日
Version 0.9.4 リリース。
  • DHT シェルのウェブインタフェースが、ルーティング結果の経路を地図 (Google Maps) 上に表示できるようになった。 スクリーンショットとデモのページ にスクリーンショットを用意した。 PlanetLab 上のノードが地図を表示する: http://pl.shudo.net:3998/
  • Pastry 実装のバグを修正した。 実ネットワーク上での動作に問題が出ることがあった。
  • Berkeley DB Java Edition を 3.3.75 から 3.3.82 に更新した。
2009年 3月 31日
スクリーンショット・動画・デモのページ にデモ動画を用意した。
  • 「Overlay Visualizer」
  • 「PlanetLab 上 500 ノード以上での DNS エミュレーション」
2008年 1月 6日
DHT Access Tools 0.6 リリース。
  • put コマンドに、key-value ペアを複数与えられるようにした。
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